簡単な導入方法 / ディスクイメージ

ディスクイメージ

ねこープロジェクト21/Wでは、直接FDDからデータの読み書きは行なわず、ディスクイメージ(仮想ディスクファイル)よりデータの読み書きを行います。
ねこープロジェクト21/Wは、ベタ形式やD88形式以外に、DCP/DCU形式、NFD(T98-NEXT)形式、FDI(Anex86)形式などのフォーマットをサポートしています。

PC-9800シリーズの場合はmake_hd、PC-ATマシンではDITTで D88形式でディスクイメージを作成化して下さい。特殊フォーマットの場合はT98-NextのNFDMAKE.EXEを用いると上手くいくかもしれません。

Windows上では ベタ形式のみですが VFICディスク イマージュをご利用下さい。

空のディスクイメージは[Emulate - New Disk]から作成できます。D88形式またはベタ形式で作成可能です。



ディスクイメージの作成方法

※ イメージ化する場合には必ずライトプロテクトをして下さい。

make_hdを用いて D88形式で作成

  1. make_hdの存在するディレクトリに移動します。
  2. ドライブにイメージ化するフロッピーディスクを挿入します。
  3. make_hdを実行します。
    2HDディスクをイメージ化するには「make_hd ドライブ -w -fファイル名.d88 -h」とタイプします。
  4. 作成したイメージファイルをWindowsマシンへ転送します。

 

ディスク イマージュを用いて ベタ形式で作成

PC-ATマシンでは 3モードドライブが搭載されている事が必要です。
2モードドライブでの2HDディスクは 1.44MB形式だけしかイメージを作成する事ができません。

  1. ディスク イマージュを起動し設定します。
    フロッピーディスクを挿入したドライブと ディスクタイプ(MS-DOSの1.2MBフォーマットは 1.25MB)を指定して FD -> HDをクリックします。
  2. ファイル名を指定します。
    保存するファイル名指定のダイアログが表示されますので 保存するファイル名を指定します。
  3. 拡張子を変更します。
    ディスクイマージュの拡張子は標準で binとなっていますが、一般的なベタイメージの拡張子は xdf, dup等ですので、これらに変更します。

ベタイメージは ファイルサイズが 1,261,568バイトのイメージファイルを指します。
拡張子はあまり意味はありませんが、ねこープロジェクトIIでは xdf, dup等にしておくとディスクイメージ選択が容易に行なえます。

 

NFDMAKEを用いて NFD形式で作成

NFDMAKEは特殊フォーマットのイメージ化に向いています

  1. NFDMAKEの存在するディレクトリに移動します。
  2. ドライブにイメージ化するフロッピーディスクを挿入します。
  3. NFDMAKEを実行します。
    ディスクをイメージ化するには「NFDMAKE ドライブ番号 ファイル名.nfd」とタイプします。ドライブ番号は0から始まります。
  4. 作成したイメージファイルをWindowsマシンへ転送します。

 

アドバイス

PC-98上で作成したFDイメージが1枚のFDに収まらず、Windowsマシンへの転送が困難な場合があります。この場合は以下のいずれかのパターンで解決できる可能性があります。